*国際大会での記念写真 こんにちは!SPEAK UP 英会話の根本です。 今回は、ある人のインタビューを紹介させてください。 ある人とは、私の中高時代の後輩、野田沙季さんです。 彼女はドッグトレーナーとして、自身のドッグスクールも運営するプロの訓練士です。 なんと、日本の訓練競技大会で入賞し、日本代表として先月、チェコで行われた世界大会に挑戦してきました! 私は彼女が高校のときから訓練士を目指して努力する姿を見てきたので、ついに世界の舞台まで活躍を広げた彼女の功績が嬉しく、彼女のそのやりきる力がどこから来るのか、幼少期はどんな風に育ったのかを皆さんにシェアしたいと思いました。 お母さん・お父さん目線では、子供の夢をどのようにサポートしていくのか、子供たちの目線では、「こんな仕事があるんだな~夢に向かうってこんな感じなのかな~」という目線で読んでもらえればと思います。 わんちゃんが家族にいる方にも面白いかもしれませんね。 **************** まずはインタビューの前に、彼女と私の出会いを簡単に紹介させていただきます。 初めて出会ったのは中学校の部活です。私が3年生のときに1年生として入部してきました。 印象としては真面目で明るい子。二回目の出会いは、高校の部活動です。 まさか同じ高校で、また同じ部活になるとは!そこでも変わらず、明るく冗談をいう子でした。 新しく知ったことは、とても成績優秀なこと。常にトップ3の学年主席で、まさに文武両道でした。 そのときから、訓練士になるために専門学校に行きたいということは聞いていましたが、頑張れば超難関大学も行けるような子。「この子は、“とりあえず大学行っておこう”とは思わないんだ。」「先生たちは全力で大学進学を推すだろうな。」と思っていたのをよく覚えています。それと同時に、それだけ情熱をもって夢に向かっている彼女を、とても尊敬していました。 私が大学へ進学し、彼女が専門学校に進学してからは、Facebookを通して近況をシェアしたり、一度彼女のドッグスクールに遊びにいったりと緩く交流しつつ、彼女の活躍を応援していました。 つい先日、Facebookで日本代表となった報告を見たときは鳥肌が立ちました。そして、大会後にインタビューさせてほしいとお願いして、このブログを投稿できています。 彼女の人柄は、ドッグスクールのブログでも見てとれますので、 興味のある方は除いてみてください⇒ https://ameblo.jp/dogschool-amy/ 世界大会での競技の様子もブログから見ることができます。 ⇒ https://ameblo.jp/dogschool-amy/entry-12763224018.html では、以下がインタビューとなります。 ご本人の言葉をそのまま掲載します。質問があったらぜひコメントください^^ **************** 1.ドッグトレーナーとはどんな仕事ですか 犬に、人と一緒に暮らすために必要なマナーやルールを教えるお仕事です。 飼い主さんに、「犬のためにどうあるべきか」「どのように接したら良いのか」を教えます。 それ以外にも、犬と飼い主さんが一緒に楽しめるスポーツなどを提案したり、それをするためのお手伝いをします。 2.ドッグトレーナーの一日はどのような感じですか? 6時30分: 犬たちのトイレ出し 9時00分:トレーニング、飼い主さんの練習、カウンセリング 11時30分:犬たちのトイレ出し 13時00分:トレーニング、飼い主さんの練習、カウンセリング 16時00分:犬たちのトイレ出し 17時00分:犬たちのごはん 19時00分:犬たちのトイレ出し 3.ドッグトレーナーとしての経歴を教えてください。 (福島)高校を卒業 (東京)東京コミュニケーションアート専門学校 ドッグトレーナー専攻 2年間勉強し卒業 (栃木)ドッグスクールピッピ〔南栃木愛犬警察犬訓練所〕 6年半 住み込みで訓練士見習いとして修行 (埼玉)ドッグスクールアミー 開業 4. ドッグトレーナーという仕事に興味を持ったきっかけは? 小学生の時に読んだ本に感動して、盲導犬の訓練士を目指しました。 読んだ本はコチラ:盲導犬チャンピィ―日本初の盲導犬を育てた塩屋賢一ものがたり (ドキュメンタル童話・犬シリーズ) https://amzn.asia/d/iynOjnD 絵本もあるそうです:はじめましてチャンピイ+にっぽんでさいしょのもうどうけん https://honto.jp/netstore/pd-book_02442941.html?cid=is_sns_line 5.ドッグトレーナーを目指していた時、その目標がぶれたことはありましたか? 訓練所での見習い時代に、上手くいかない時や自信を持てない時、やめてしまおうと思った時期はありました。 しかし、送り出してくれた両親、応援してくれている人の事をその度に思い出して踏ん張れました。 両親は、私がイライラして当たったり、愚痴を言っても何を言うわけでもなく、「そうか、頑張ってるね」と聞いてくれて、美味しいものをご馳走してくれたり、気分転換に連れて行ってくれました。それが心の支えになりました。 6.ドッグトレーナーを目指すにあたり、周りから反対されたことはありましたか?どう解決していきましたか? 高校の進路指導で大学進学はかなり勧められました。「将来のために大学には行っておいたほういいよ」と言う言葉に、少し不安に思ったこともありました。それまでに、盲導犬の訓練士になるためにボランティアや点字の勉強を進んでやっていました。両親はそれを見ていたせいか、自分が1番やりたい事を選ぶように決断をゆだねてくれました。のちに、自分で決断したことが、辛いときも自分で決めた責任から踏ん張れたと思っています! 7.幼少期はどんな子供でしたか? とにかく負けず嫌いだったと思います。 8.ドッグトレーナーになるまで、一番つらかった経験はなんですか? 親戚のおじさんに、「食べていけるか分からないような仕事についてどうするんだ?」と言われた事が悔しかったです。 9. ドッグトレーナーになってから、一番苦労したこと(していること)はなんですか? 飼い主さんの指導が1番大変です。 10. モチベーションはどうやって維持してきましたか? 私のわがままを聞いて専門学校に行かせてくれたり、常に私のことを信じて応援してくれている両親、家族に自分が輝いている姿を見せたい、訓練士として得た収入で恩返しをしたいという気持ちがモチベーションにつながっています。 11. 幼少期のどんな体験が、諦めない力を育んだと思いますか? 通っていたスイミングスクールで、頑張ればどんどん昇級できて、頑張ったねと褒めてもらえたこと。これは得意!と自信を持てる事が出来たのは良かったです。 12. 家族からはどんなサポートがありましたか? 訓練士見習い時代は、仕送りをしてくれたり、休みの時に気分転換に連れて行ってくれました。細かい事は言わず、ただ「体を大事に!」といって送り出してくれました。開業するときも、庭の整備や片付けなど一緒にやってくれました。 13. 世界大会に参加した感想をお願いします。国内大会とはどう違いましたか? 大会に出る時の緊張感は、国内大会とそれほど変わりませんでした。ただ、大会の会場の規模や雰囲気は大きく違いました。世界大会は、音楽が流れていたり、国々の応援が盛大でした。 14. その他、日本と大きく異なると感じた経験はありましたか? (犬の飼い方を通して見えたことですが)自身の責任で動いているということです。自分の犬だから、他人からどう見られるかなどは関係なく、自身の責任でしつけをそれぞれがやれているのを見る事が出来ました。 (上記の回答に関し、もう少し具体的な例が欲しいとお願いしたところ、以下の回答がありました。) *** 相談に来る飼い主さんの多くが口にすることなのですが、引っ張ること、吠えつくことなどを本当はやめさせたいのに、犬を叱ったりコントロールすることを他人から「可哀想だから叱らないであげて」と言われてしまい、それから人目を気にして本心で犬と向き合えていないことがあります。 (メディアなどで、叱る事=虐待ととらえられるくらい極端な報道や表現が多いのも影響はあると思います) 吠えたり引っ張ることで、事故が起きる可能性があります。 事故が起きれば、犬も人も悲しい思いをすることになります。 その子の命を守るため、その子の将来のために必要ならば本気で教えなければいけないと思います。 子供が道路に飛び出したらどうなるか考えて見てください。事故が起きる可能性がある。 だから、交通ルールを教える。なぜ危ないのか教える。どうしたら危なくないのか教える。 ちゃんと教えた上で、それを守らず飛び出した時は、私なら本気で叱ると思います。 それは子供の命を守るためで、子供を守るのは親の責任だと思います。 親の手を離れてもその責任が果たせるようにするために、しつけや、向き合う時間が必要だと思います。 それは犬にも人(子供)にも共通することだと思います。 *** それから、犬の飼い方以外で気づいたことですが、小学生の前を通った時に、個人(個性)を大事にしていると思いました。寝たきりの障害を持つ子もそうでない子も同じ学校に通っていました。それぞれを理解した上で、どのように生活していくのか工夫しているのが見えました。そこには型にはめない感覚があるようにも見えました。 15. 今後の目標は? 世界で見てきたような、犬と飼い主さんの関係が日本でも広まるように努力したいです。そして、世界大会にまた行きたいです。そこで、今回達成できなかった所をリベンジしたいです! 16. 子供たちに伝えたいこと! まずは、少しでも気になった事、興味を持った事について、動いてみることをしてほしいです。 1番は自分の気持ちを大事にすること。 周りの人に反対されても、助言されても、やってみたいと思ったら突き進んでほしいです。 失敗することを怖がらないでほしいです。今、輝いて見える大人は、みんな失敗してきています。 私は、好きなことを仕事に出来て本当に幸せです。ここまで来るのに沢山失敗しました。恥ずかしい想いもたくさんしました。でも、頑張っていれば必ず状況は変わってきます。今は、胸をはって楽しいと言えます。 だから、自分で動いて、チャンスをつかんでください👍 **************** いかがでしたか? 私はこの記事を読んで、まずは親目線で、もし私の子供が同じような夢を持った時に、このように大きな心でサポートできるかな?と考えました。 親が心配をする姿は、子供が自信を持てない一つの要因だそうです。 「自分は心配されている=自分はうまくできない可能性があるんだ」と感じ取ってしまうんだとか。 不安や心配とは、”まだ起きていない未来の否定的側面”を見ているときにおこるものです。もちろん、身の安全であったり、リスクを回避することが大切な場面も多々あります。でも時には、”肯定的側面”にも目を向けて、とにかく子供を信じて、その信じている姿を見せることが、子供達の自信につながっていくのかな、とインタビューを読み改めて感じました。 とっても難しいんですけどね。(今朝も娘に「本当に大丈夫?!」と声をかけたばかりです(笑)) また、最後のメッセージにある「今、輝いて見える大人は、みんな失敗してきています。」という言葉はぜひ子供達に知ってほしいですね。スクールでは、「どんどん間違えよう!」という姿勢を大切にしていますが、それでも間違えることをとても怖がる子が少なくありません。大人もたくさん失敗しているから大丈夫。成功に一歩近づいた証拠だよ。と、コツコツ言い続けたいですね。 最後に、世界という舞台を経験して、彼女自身多くのことを学んだんだなと、インタビューを通して感じました。 世界は狭く、世界は広いです。一歩外に出ることで、見えてくるものがあります。とてもワクワクするお話でした。 *息子さんとワンちゃんの2ショット^^
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著者北品川・新馬場に拠点をおく英会話教室、「SPEAK UP 英会話」。スクールの様子をお伝えしていきます。 アーカイブ
10月 2022
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