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4/9/2021

親子で鍛える「情報編集力」~座談会レポ~

2 コメント

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イベント告知やお知らせ以外のブログは久しぶりですね。SPEAK UP 英会話の根本です。
 
先日、教育改革実践家の藤原和博さんがファシリテーターを務める座談会に参加する機会がありました。
テーマは、親子で鍛える「情報編集力」。今後のAIロボット時代を生き抜くためにどのような教育が必要なのか?というものです。SPEAK UPが大切に感じていることと通じるものがあると感じ、座談会へ参加しました。このトピックに興味がある方へ、私なりに得たことを共有できればと思います。
 
藤原和博さんは、元リクルート社フェロー、東京都初の中学校の民間人校長として杉並区立和田中学校の校長を務め、現在は教育改革実践家としてご活躍されています。ご興味のある方は、YouTube「たった一度の人生を変える勉強をしよう」「10年後、君に仕事はあるのか?」がよく知られていますので、親子で視聴してみるのもお勧めです。


***********************

「AIロボット時代を生き抜くため」というテーマですが、ここでいう「生き抜く」とは「自立」を指しています。子育ての最終的なゴールの一つは、子供が自分自身で生き抜く力を得ることだと思います。親として、その自立心・自立力をどうサポートし育てていくか、とても難しいトピックです。

簡潔に述べると、藤原さんはAIロボット時代を生き抜くためには今後、「情報編集力」が必要になってくると繰り返しお話されていました。

「情報編集力」とは何でしょうか?

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情報編集力とは、「答えのない中で、様々な情報から仮説を立て、自身・そして他者を説得できる納得解を導く力」です。

今までは(今現在も)、正解をどれだけ早く導けるかという情報処理能力を高める教育が日本では行われています。しかし、こういった”正解のあるもの”はAIでも解を導けるため、今後AIの技術が発達するにつれ、AIに置き換わっていくと数年前から言われてきました。
(2015年のレポートですが、興味がある方はコチラhttps://www.nri.com/-/media/Corporate/jp/Files/PDF/news/newsrelease/cc/2015/151202_1.pdf)

実際にここ最近のAIの技術は目覚ましいものがあり、実感する機会が増えてきたと思います。
この情報編集力は、文部科学省でも学習指導要領の中で「生きる力」として述べられているものと近いと思います。「生きる力」の具体例として、「思考力・判断力・表現力」等をあげており、「我が国の子どもたちには思考力・判断力・表現力等に課題がみられる。」と明言されています。
 
では、情報編集力を鍛えるにはどうすればいいのか?ここが一番気になるところだと思います。
​
​
​①遊ぶ
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​やはり!と思った方も、え?と思った方もいるかもしれませんね。ここでいう「遊び」は、自発性・主体性を伴う遊びを指していると理解しています。例えば、YouTubeを見るのは受動的な遊びですが、自分で動画を撮ってYouTubeにあげてみる…となると主体性や自発性が必要です。座談会で出てきた例でも、「自然を相手にした遊び」であったり、「年齢差があるなかでの遊び」が述べられていました。
コントロールできない自然相手にどのように遊ぶか、年齢差がある中でどんな遊びができるか、そういった制限がある中で楽しむための納得解を出す必要があるからだと思います。

② 留学
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これは、中学生~大学生という年齢で情報編集力や基礎人間力をあげるために効果的とあげられていました。その理由は「語学」ではありません。「自分の世界観を作るため」だそうです。おもしろいですね。
​留学にはハプニングがつきものです。私も大学時代、8か月だけですがオーストラリアに留学をしました。そこでは引越しトラブル、ルームシェアでの色々…とたくさんの異文化ハプニングがありました(笑)こういったハプニングやトラブル(=複雑な情報)を通じて、一から自分の世界観がつくりあげられていく(=情報を編集し納得解をみつける)そうです。
ここで親が一緒に行ってしまうと、親の世界観にずっといることになり、自分の世界観がつくれないそうです。ついつい口を出してしまうのが親心。自分自身で納得解を出すことが重要なんだと思います。かわいい子には旅をさせよとはこのことですね。
ここでは海外への留学をあげており理想は二年間と言われていましたが…正直金銭的にも容易なものではありません。私は、夏休みに子供たちだけで実家に預けたり、林間学校や短期留学に行かせてみるというのも効果はあるのではないかと思います。実際に2年前に実施したスタディツアーinタスマニアでは、二週間という短い期間ではありましたが、子供たちが様々な異文化を生で体験し、会うたびにその衝撃をまくしたてるように教えてくれたのを覚えています。そして少しホームシックにもなったり。そのようにして自分と向き合う良い機会になったのは確かだと思います。

③コミュニティ
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AIでは真似ができない領域に、コミュニケーションがあります。
実際に、AIには置き換えられない職業として、お客様の複雑なニーズを読み解く営業職や、コミュニケーションが常に求められる教職・介護職・カウンセラーなどが挙げられています。高いコミュニケーション能力は、AI時代により重宝される能力になります。そのコミュニケーション能力を高める方法として、外国人とのコミュニケーションが一番にあげられていましたが、より身近な人間関係において「斜めのコミュニティ」の存在をあげていました。

縦の関係:親・学校の先生
横の関係:友人
斜めの関係:祖父母・叔父叔母・友人の親など、直接利害関係のない人

 
コミュニケーション能力が発揮される瞬間は、「考えが違う人間に、自分の言いたいことを通じさせることができたとき」です。親や先生は、まず何より互いのことをよく知っているので、よく考えてコミュニケーションをとる必要がありません。そして何かを話したい時も、親や学校の先生は上下関係にあり、利害関係にある。「これ言ったら怒られる、これは言うべきでない」という気持ちが強くなりがちで、親や先生の返事にも敏感に反応してしまいます。横の関係は、類は友を呼ぶであり、似たような考えの人が多い。阿吽の呼吸でコミュニケーションがとれてしまいます。

一方、おじいちゃん・おばあちゃんやお友達の親などはどうでしょうか?親やよく知っている先生とも違う、友だちでもないので、相手が何を考えているのかを想像して会話をしなければ理解しあうことができません。このような理由で、直接利害関係はなく、異なる目線を持つ人という点で斜めの関係において、濃いコミュニケーションをとる機会があると、コミュニケーション能力はより飛躍するとの話でした。

そして、この斜めの関係が自己肯定感をあげることも。失敗したとき、友達と喧嘩をして落ち込んでいるとき、何となく親には言いづらい。そんなときに、「大丈夫」「なんとかなるよ」と声をかけてくれたり、直接的でなくても「〇〇ちゃん/くんはいつも頑張ってるね」と声をかけてくれる人がいると、他にも居場所があるという安心感がうまれるというのは、確かに想像がつきますね。



以上、3点ですが、難しいと感じたでしょうか?
始めは、留学をはじめ日常に取り入れるのが難しい印象を受けましたが、以下のように噛み砕いて考えることで、日常でも意識できるのではと思います。
 
①遊ぶ=自発性・主体性を伴う遊び
遊ぶときは自分で作り上げる遊びを意識する。砂遊び、レゴやお絵描きなど自分の世界観や意思をかたちにできるもの。
②留学=自分と向き合う
年齢が上がるにつれ、自分の時間を大切にしてあげる。新しい挑戦をさせ、親は外から見守る。
③コミュニティ=利害関係のない人とのコミュニケーション
親、学校の先生以外とコミュニケーションをとらせてみる。祖父母・叔父叔母、もしくは家族ぐるみでお付き合いしている友人など、会話をする機会をつくる。色々なコミュニティに参加させてみる。
 
SPEAK UPも、特に留学に関しては得意分野ではありますが、“コミュニティ“として子供達の居場所になることが目標です。改めて日々の何気ない会話を大切にしたいと感じる座談会でした。


最後に…(まだあるのか!)
この納得解を得る力が幸福につながるというという話があり、なるほどと思いました。

実際に私たち大人の社会は答えがないものばかりです。
身近なもので言えば、子育て。私も第一子出産後は色々な不安や疑問をGoogleで調べたりしましたが、もちろん正解なんて書かれておらず、むしろ様々な真逆の意見に混乱したことを覚えています(笑)子育てに正解をしいてしまうと、「こうしなければならない」と親子ともにつらくなります。結婚、就職・転職など、正解がない人生の決断もそうです。自分自身で考え、自分なりの納得解を出し、周りの人にも納得してもらう。
先が見えない世界では、その納得解が出せた自信や、自分なりの答えがある安心感が幸福感につながるんだろうと想像します。自分で決めたことで結果失敗したとしても、しっかり考えて決めた決断であれば、「この失敗から学ぶものがあった」と前向きにもなれるのではないでしょうか。子供たちには七転び八起きでたくましく育ってほしいと多くの親が思う中で、この納得解を出す情報編集力の大切さというものは説得力がありました。
 
長くなりましたが、レポートは以上です!
実際この座談会は前半後半があり、今回は前半の内容を主に取り上げました。また機会があれば、後半の内容もまとめてお話できればと思います。
​
「おもしろかった!」「いや~ありがちな話!」「納得いかない!」など様々な意見があると思いますが、お子様や自分自身について考えるきっかけになったのであれば幸いです。
 
イベントや告知以外のこういったコラムも増やしていければと思っております!
気になるテーマなどあれば、お気軽にコメントください。

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2 コメント
後藤
5/9/2021 13:57:52

貴重な情報をシェアして下さりありがとうございました。
記事に書かれているような「斜めの関係」の繋がりの大切さを改めて感じましたが、自分の子供にはその繋がりが極端に少ないことに気づきました。
近頃は家に閉じこもりがちですが、斜めの繋がりも築けるようにできるだけ環境を整えていきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。
また、子育てで最も重要なことが、子供の自主性を尊重し自立心を育むこと、と頭の中では理解しているつもりでも、ついつい子供のやっていることに口出ししてしまい真逆のことをしている自分にも改めて気付かされました。
子供の自己肯定感を高め、もっと生き生きと過ごせることに焦点を当てたいと思います。
とても参考になりました。

返信
SPEAK UP 英会話 根本
7/9/2021 18:53:20

コメントありがとうございます!

斜めの関係は現代の核家族化、そして東京は特に近所づきあいが薄いことから、「斜めの関係欠乏症」の子供たちが多いと、藤原さんもコメントしていました。

特に今はコロナ禍でもあり、実家に帰りたくても帰れないケースもあります。タブレット越しだと祖父母との会話が続かないこともあるので難しいですが、時間が短い分、頻度を増やすなどの工夫もできるのかなと考えておりました。あとは感染症対策がしっかりしたイベント参加なども、良いかもしれませんね。

頭の中では理解しているつもりでも、ついつい子供のやっていることに口出ししてしまう…本当におっしゃる通りです。子育ては日々反省がつきものですね。子育ては修行とはいったものです(笑)誰でも完璧にはいきませんが、「意識してみようという意識」が少なからず行動を変えていると思います。

私たちも、斜めの関係を意識したスクール運営ができるよう、工夫してまいります!

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