みなさん、こんにちは! スタディツアーin KOREAのご案内を開始して数日たち、多くの反響をいただいております^^ 嬉しい限りです。 前回のブログでは、なぜ韓国なの?というお話をさせいただきました^^ まだお読みでない方はぜひコチラから♪ → 「世界は広い。でも世界は狭い。抽象度を上げる旅。」 ***************** レッスン内でもキッズ2~ジュニアの子供たちを対象に動画にて今回の企画を案内していますが、様々な反応が見られる中で気になるコメントがありましたので、それをふまえて今回のイベントの趣旨を改めてお伝えしたいと思います。 その気になる反応とは、 「僕の親はその国が好きじゃないから行けないと思う」 「テレビでその国はよくないって言ってた」 このようなコメントです。子供たちは純粋で、心に浮かんだことは共有してくれるので、動画を見た後にそのように反応したお子様がいらっしゃいました。 実は、このようなコメントを子供たちから聞くのは初めてではありません。 この交流イベントは数年前から考えていたことで、折に触れて子供たちにそのアイディアを雑談として話したことはありますが、似たようなコメントを聞くことがありました。 ここからは、あくまで私たち(代表の根本と、コリン先生)の考え方、そしてイベントの趣旨となる部分になりますので、ミキ先生とコリン先生はそういう考えがあるんだなという程度で読んでいただければと思います。 ※タスマニアスタディツアーで通った学校には様々な人種の子どもたちがいました^^ まず、「好き・嫌い(苦手)」があることは全くもって自然なことだと思います。 人間生きていれば、苦手な人は出てくるものです。 大声で話す人が苦手だったり、よく遅刻する人にイライラしたり…なぜか自分の心が乱されてしまう人って誰にでもいるのではないでしょうか。 それは人だけでなく、あるニュースについてだったり、政治や国についてもそうでしょう。ロシア・ウクライナ、パレスチナ問題、中東和平問題、台湾有事、アメリカの国家分裂危機などなど、「国」に関する不安定な状態があるのは事実で、それに対して個人の感想や意見が出てくるのは通常のことだと思います。むしろ興味を持つことは良いことだと思います。 私たちが気を付けたいことは、 「国」と「その国の人々」をひとくくりにしないことです。 私もコリン先生も、様々な国家情勢のニュースが流れてきたときに、個人の意見は子供たちがいても話をします。子供たちは「何が起きているの?」と聞いてきますが、不安にさせないトーンでそこにある背景や歴史を淡々と伝えるようにはしています。でもそれよりも一番気を付けていることは、必ずこのコメントを添えることです。 それは、 「これは、政府(国)と政府(国)の話であって、そこに住んでいる人がみんなそうなのかというと、それは違うんだよ。」 ということです。 難しいです。でも、何となくでいいので、そこだけはわかっていてほしいのです。 皆さん、オーストラリアの歴史で、本土へ「史上唯一の攻撃した国」ってどこだかご存じですか?実は日本です。第二の真珠湾攻撃と言われています。 オーストラリア本土へ唯一攻撃をした国が日本だけという歴史を知らない日本人は多いです。オーストラリア人はその歴史をもちろん知っています。でも、「日本は嫌いです」という声は全くと言っていいほど聞きません。 もし、「だから日本は嫌いだ」と言われたら、私たちはどう感じるでしょうか。 山手線の新大久保駅で、韓国人の留学生がホームから転落した日本人を助けようとして電車にはねられた事故があったこと、聞いたことがある方もいらっしゃると思います。事故後、日本と韓国の懸け橋になりたいと話していた彼の意志を継いで設立された交流プログラムは2002年から毎年実施されていることはご存じでしょうか。彼の遺族や、そのプログラムに参加している韓国の子供たちに「あなたの国は嫌いだ」と言えるでしょうか。 このテーマはとても難しいです。国とは何か、政府とは何か、国民とは誰であり何をすべきなのか?宗教なんかもそうですね。人間はこれで何千年も戦っていますから、ハイ今すぐに解決しましょうというのは現実的でないこともわかります。 ※タスマニアスタディツアーで通った学校の子供たちが一生懸命書いた日本語のウェルカムボード。アボリジニの音楽文化を学ぶ様子。 では、私たちは何ができるのか? それは、 「自分の世界(自分の周り)を平和にする力を育てること」 だと思っています。 自分の周りにいる人を思いやること、理解しようとする姿勢、互いに尊重しあうこと。それができれば、少なくとも自分の世界は平和に近づくと思います。そんな人が増えていけば、世界は少しずつ変わるかもしれません。 グローバル化が進む中、子供たちが大人になった時にまず一緒に仕事をする外国人は誰でしょう?私たち日本人にとっては、英語圏の人よりも、アジア圏の人である確率のほうが高いのではないでしょうか? 私は前職で外資系の会社に勤めていました。本社はアメリカでしたが、私のチームメイトはほぼアジア人でした。直属の上司は中国人でしたし、チームメイトは韓国人、タイ人、マレーシア人、インド人です。むしろ本社のアメリカチームを説得するために、アジアは1チームとして結束しなければならない環境でした。そうなると、国と国ではないのです、人と人なのです。 今の子供たちも将来世界に羽ばたいていくとき、そのような環境に身を置くことがでてくるかもしれません。そのときに、同僚を、上司や部下を、友人を、そして大切な人の家族や友人を、国や人種や宗教という色眼鏡をかけずにみることができるでしょうか?それができたならば、その人間関係はより純粋に楽しいものになり、気づきの多い交友関係が築けるのではないかと思います。 だから私たちはアジアでのスタディツアーを企画しました。 前回のブログでもお伝えした通り、世界は広くて狭い。その「感覚」を体感してほしい。それができる機会となるように。 長々となりましたが、お読みいただきありがとうございます! 改めて趣旨が伝わったのであれば嬉しい限りです^^ 何か不明点等ございましたら、いつでもお問い合わせください。 ご応募、お待ちしております! ※タスマニアスタディツアーのホストファミリーと^^
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コロナウィルスによる影響がようやく落ち着き、2024年にようやく再スタートをきれた「タスマニア・スタディツアー」 小学校2~6年生の子供たちが約2週間、タスマニアの大自然と文化にどっぷりと浸りました。最高の2週間でしたね。 スタディツアーに参加したある生徒さんから、ホストファミリーが12月に東京に会いに来てくれると聞きました。そうしてつながりをもってくれていることも、とても嬉しく思います。 さて、2025年、SPEAK UP 英会話は新たなスタディツアーを企画しました! それは、「スタディツアー in KOREA」 そう、韓国へのスタディツアーです!韓国・釜山にある英会話学校との交流イベントを企画しました。 実はこの企画、わたくし根本が長年実現したかった企画です。途中コロナ禍に入ってしまったり、同じ志を持つ英会話教室を探したりと時間がかかってしまいましたが、ようやく実現できることを、本当に嬉しく思っています。 なぜこの企画にそんなにこだわりを持っているのか… その熱い思いを聞いていただけると嬉しいです!長いですがご了承ください。 まず、なぜ韓国なのでしょう? 韓国の言語はもちろん韓国語です。英会話教室なのに韓国? そう思われる方も多いと思います。 でもこのスタディツアーは、英語圏へ行くことと匹敵するぐらい、もしくはある意味それ以上に、子供たちの世界を広げる機会になると信じています。 だからずっと実現したかった! 韓国を選んだ理由は2つあります。 一つは、「心を開きやすい」 もう一つは、「抽象度をあげる」 ①「心を開きやすい」 これは日本人の特徴でもありますが、まだ自分の英語に自信が持てない子供たちが、いきなり「英語がペッラペラ」で「見た目も違う」ネイティブと一日中過ごしてくださいと言われても、ハードルが高すぎることがあります。 まず相手がネイティブのため、「話せない自分」がダメだと思ってしまう。そんなことを一切思う必要はないのですが、そう感じてしまう気持ちは痛いほどわかりますよね。そして見た目も影響します。相手が普段見慣れていない顔立ちや仕草だと、脳も反応し緊張してしまうのが自然な反応です。頭の中は、「話せない自分」と、「見慣れていない相手のこと」でパニック状態。いわゆる頭が真っ白状態です。 でも今回の目的地は韓国。そして一緒に過ごすのは、同世代で、見た目も似ていて、自分と同じように英語を頑張って勉強している子供たちです。この条件下だと、共感もうまれやすく、心を開きやすい、安心できます。相手は日本語を話せるわけではないので、英語でのコミュニケーションが求められますが、単語単語でもコミュニケーションをとろう、相手を知ろうという点に集中できます。つまり、アウトプットに自然と注力できます。頑張ってアウトプットした言葉でコミュニケーションが取れたときの喜びは、一生の財産になります。 私自身、「どうやって英語が話せるようになったんですか?」と聞かれると、一番最初に思うのは、海外生活でシェアメイトの友人たち(アジア人)と、朝から晩まで話したから、だと思っています。お互いネイティブでないので間違いますし、発音だって完璧ではありませんが、とにかく腹割った話をたくさんしました。喧嘩もしました。 「お互いを理解しようという気持ち」が一番だったんです。気が付くと、英語に自分の感情をのせられるようになっていきました。実際の英語力が伸びたのはそれからです。この感覚を学べたことが何より大事だったと思っています。 この経験から、子供たちには同じように心を開くことができる「友達」と呼べる人を作ってほしいと強く願っています。これが理由の一つです。 ②「抽象度をあげる」 グローバルな視点をもつ人とは、どんな人でしょうか? ありきたりな言葉ですが、「みんなが地球人、同じ人間だと考え、互いを尊重できる人」だと思います。 「日本語 対 英語」「日本 対 諸外国」 島国に住む私たちはどうしてもそのような視点になりがちですが、これから世界の人と交流し世界を広げていこうとするとき、白黒分離するように世界を見なくてもいいと思いませんか。 必ず私たちには共通する部分、つまりグレーの部分がたくさんあるんです。グレーの部分を知れば知るほど、世界とつながります。分離がなくなるからです。 韓国人や中国人と話していて同じ言葉を見つけることがあります(”感動” ”注意”、数字の”3”など、探すと色々あります!)そんな互いの些細な共通点を見つけただけで、心が開いたりします。つながりが感じられます。 また、言語的に「母音」は世界共通の意味があるとの研究結果があります。(この母音については面白い話がたくさんあるので機会があるときにシェアしますね)人は驚くときに「あ!」といい、感動をあらわすときに「おぉ!」という。母音は多くの国で同じ意味を持ちます。面白いですよね。私たちは話す言葉は違くても、感情からとっさに出る音は一緒ということです。私たちは同じように喜び、同じように悲しみ、一人ひとり、人間としての共通した感情があるんです。 韓国人は外国人、でも共通してるところもたくさん! それを体験できると、抽象度がひとつ上がります。 「なんだ、私たちって同じだね」という感覚です。 要は抽象度です。 世界は広い。でも世界は狭い。どちらも正解です。 世界は広いから面白いし、世界は狭いから面白い。広いんだな~と思う体験、狭いんだな~と思う体験。そのどちらもの体験が、自分の視野を縦にも横にも広げてくれます。 今回交流する「Think English」の子供たちは、日本人からお客さんがくることをとっっっっっても楽しみにしています^^ 早く交流したくてたまらない。その気持ちが伝わってきます。 私も早く子供たちを連れて行きたくてたまりません! タスマニアのスタディツアーもそうですが、子供たちが自身の世界を広げる瞬間を目の前で見れたときほど幸せなものはないんです。その子たちの将来が少し垣間見えた気がして、その可能性にワクワクします。 長くなりましたが、今回の企画の趣旨が少しでも伝わったのなら幸いです。 スタディツアーin KOREA、ぜひご参加ください! 現地でもコリン先生とスタッフがしっかりサポートしていきます。 |
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著者北品川・新馬場に拠点をおく英会話教室、「SPEAK UP 英会話」。スクールの様子をお伝えしていきます。 アーカイブ
12月 2024
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